secret time
心の奥が悲鳴をあげた
身体中が泣いていた
桃城誕生日記念
桃ちゃん誕生日おめでとう!
っていうことでですね、
桃城誕生日記念SS
「お前ら早く帰りなさい」
出演:桃城武・忍足侑士・千石清純
(タイトルはまあいわゆる感想でしかないです)
あ、桃城中学三年生です!!
+++++++++++++++++++++++++++++++++
誕生日ってことで部活が早く終わる……わけもなく、
いつも通り疲れた身体でチャリをぶっ飛ばす。
爆走すると、暑い空気を切る風が心地いい…………ん?
よく越前と来るストテニの前を通ると、知ってる人が一人で練習をしているのを見つけた。
あれは…
「忍足さんじゃん」
去年の関東大会、そして全国大会で戦った相手。
「氷帝の高等部に通ってるはずだよな……」
声、かけてみるか。
何の気なしに、その場に自転車を乗り捨ててコートに降りていった。
「忍足さん」
「……ん?」
「お久しぶりっす!」
「…桃城やんか」
話しかけると、忍足さんは手を止めて俺を見る。
「変わってないっすね」
「変わってへんな」
……え。
「ちょ、何すかそれ!ちょっとは大人っぽくなったって言われるんすけどー?」
「いやーそのテンションの高さと言い去年から何も成長してへんやろ」
「そういう忍足さんだって相変わらず胡散臭い眼鏡かけてるじゃないすか」
「……桃城も言うようになったやんか」
「えー、何のことっすか?」
まさか忍足さんとこんなバカみたいな話をする日が来るとは思ってなかったぜ。
そう思っていると、去年何度もひやっとさせられた目つきの忍足さんが、なあ桃城、と言った。
「暇なら、打ってかへん?」
+
しばらく打ち合った印象は、……これがあの忍足さんか、って感じだった。
一年前とは違う。レベルが違う。
なんでだよ。一年でこんなに差がつくのかよ。
これが高校生と中学生の違いなのか?
氷帝の高等部ってこんなすげえ人たちの集まりなのか?
「……こんなんじゃいけねーな、いけねーよ」
一発くらい。お見舞いしてやりたい。
そう思って力強くグリップを握り直した、そのとき。
「忍足くん、その辺にしときなよ」
また違う、だけど聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「オモシロくんは大会中なんだよ~自分の実力試したいなら別に探しなって」
「千石さん!?」
「オモシロくん、ひっさしぶり~。会えてラッキーだね」
「あ、お久しぶりっす…っていうか相変わらずその呼び方なんすね」
「え~いいじゃん、もう今更だし」
千石さん。
この人と会うのもかなり久々だったけど、なんというか……
「変わってないっすね」
「変わってへんな」
「え?!ちょ、二人とも酷くない?!結構久々の再会なのにそれー?!ひっどいなあ」
うーん、会ったのがこの二人だったのはアンラッキーだったかも。
そんな呟く声も聞こえて、ほんと髪型と一緒で変わってないなあと小さく笑った。
+
「っちゅーか、どんな組み合わせやねんこれ……」
そのまま千石さんと世間話をしていたら、呆れたような忍足さんの呟きが耳に入ってきた。
そう言われれば、なんつーか……なあ?
「大体千石、お前なんでここに来たんや」
「いやー特に理由はないよ?デート帰りに通ったらさ、懐かしい顔が見えたもんで」
デート帰り……。
その言葉に思わず忍足さんと顔を見合わせる。
「……ほんと、相変わらずっすね、千石さん」
「その前にお前、まだそのキャラなんか」
「ん?どういうこと?」
何もわからない表情の千石さんに、忍足さんはため息をつく。
…なんか超おもしろいんだけど。この二人ってこんな感じだったか?
「女好きぶって、ホンマめんどくさい奴やなー」
「そーっすね。どうせ今でもテニス以外に本気になれてないんでしょ?千石さんも」
そう俺も続けたら、一瞬だけそのオレンジの髪の奥の目が鋭くなった。
「…ハハハ、言ってくれるねえ2人とも」
……なんか、この感じ。よくわかんねーけど、懐かしい、気がする。
+
あれ、そういえば。
「二人の誕生日っていつっすか?」
「何や突然」
「なになに、何のリサーチ?プレゼントでもくれるのかい?」
「なんで千石さんに誕生日プレゼントあげなきゃいけないんっすかー。ただの興味ですよ」
「俺は10月15日やけど」
「俺は11月25日だよ?」
…やっぱり。
「あ、じゃあ今俺ら同い年なんすね」
思わずそう勢い込んで言うと、二人の揃った声が返ってきた。
「は?」
やべえ、高校入って絶対この人たちおもしろくなってるだろ。
「いやー俺今日誕生日なんすよ」
「なるほどな。そら、おめでとさん」
「へえー!おめでとう!」
「ありがとうございますーなんか悪いっすね」
「だけどオモシロくん」
「なんすか?」
千石さんを促すと、ニヤッとした嫌な笑みを見せつけられた。
「せっかくの誕生日なのに、部活してここで忍足くんとまたテニスして、ほんっと色気ないなあー」
「……」
……なんだこの屈辱感。
ふと見ると忍足さんもうっすらと笑いを堪えてるのがわかる。
…こんなんじゃ哀しくてやってられねーな、やってられねーよ……。
+
「ん~じゃあ俺はそろそろ帰ろかな」
「あ、そうっすね。もうこんな時間だし」
他校の先輩たちが今どうしてるかだとか、今年はどこが強いとか、
相変わらずテニスの話をしていたら気付けばかなり時間が経っていた。
やべえ、腹減った。はやく家帰るか。
そう思いながら出していたラケットをしまい、ふと周りを見渡して気付く。
忍足さんが、いない。
「桃城」
その次の瞬間、名前が呼ばれる。
「ほら」
その方向を向いたら何かが飛んできた。
咄嗟にキャッチしたものを見ると、自動販売機でよく見かけるスポーツドリンク。
「へ?」
「俺の自主練に付き合わせたようなもんやしな。ま、誕生日ってことでおごってやるわ」
そう言う忍足さんは、これまでの印象とはだいぶ違って、普通の面倒見のいい先輩って感じがした。
ちょっとイメージ、変わったかもしれねー。
まあ意外といい人なのは知ってた気がするけどよ。
「あ、ありがとうございます!」
すると間髪いれず騒いでくる人がいるんだよな。
ほんとこの人ってこんなキャラだったか?
「うわ、ずるいなあー!」
「なんすか、千石さん。飲みたいんですかー?なら一口」
「そんなわけないじゃないか。俺がずるいって言ってるのは、忍足くんの方!」
「…なんでやねん」
「ぽーんってペットボトル投げてさ、誕生日プレゼントだなんてさ、何そのかっこいい動作!俺がやりたかったよ~うーんアンラッキー」
「…………」
その後も何だかんだわめいていて忍足さんが少し可哀想だったから、千石さんに声をかける。
「千石さーん、そこにあるコンビニ付き合ってくれません?」
「へ?別にいいけど…」
「で、アイス奢ってくださいよー。ほら俺、誕生日なんで!」
そう言うと一瞬ぽかんとした表情を見せた後、見慣れた笑顔を見せた。
「ははは、それじゃ仕方ないな―オモシロくんにアイス奢ってあげるよ」
そのあとの忍足さんとの会話はおもしろかったな。
「なかなかアイツの扱いうまいんやな」
「まあ去年一年間生意気な後輩がいたし、あとはなんとなく菊丸先輩に接するみたいにしてれば……」
「確かに。俺も何や岳人の面倒見てる気分やわ」
+
今度こそ家に向かって自転車を飛ばす。
「変わってないあと思ったら、余計面白くなってたなー…」
先ほどの時間を思い出して吹き出した。
「つーかありえねーだろ、俺と忍足さんと千石さんでコンビニだぜ?」
おかげでほんと面白い誕生日になりましたよ、お二人さん。
ふと、一年前のこの時期を、あの人たちとの試合を思い出す。
千石さんとの試合は今でも鮮明に覚えている。
あの試合があったから、俺は今も青学のレギュラーの一人として
全国大会を目指していられるんだと思うんだよな。なんとなくだけど。
格上と戦うときのメンタルは未だにそんなにうまくコントロールできねーけど。
限界を決めないでぶつかっていく勇気、勝ち気、みたいなもんは
あの試合で千石さんとぶつかれたから自分の中で譲れないモンとして何か生まれたんじゃねーかって。
忍足さんとの試合も、もちろん忘れられねえ。
関東大会でのダブルスもそうだがやっぱり全国大会の試合だよな。
あの死闘、忍足さんを本気にさせた自負だけはある。
だけど最後の最後に、負けた。
さっき少し打ち合って、なんか差があのときより開いたような気がして不安になる。
今の自分には何が足りない?
パワー?体力?技術?
きっと、足りないものだらけなんだろうな。
だけどそれでも俺は、これでもテニス部の副部長で、
あの青学レギュラージャージを着ることを許されているテニスプレイヤーだから。
去年先輩達が見せてくれた夢を俺達が今度は見せてやりたい。
まずは、全国優勝をして。
千石さんにも忍足さんにも並ぶくらい、強くならなきゃいけねーな、いけねーよ。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
な ん だ こ れ 。
ごめんなさいちょっと寝不足に深夜テンションが重なっておかしなことになってます。
まず、桃城忍足千石、みんなエセ極まりない。
加えて何の話なのこれ?誕生日要素ほぼ皆無\(^o^)/
っていうかその前にこの無駄な長さにワロタ
仲良い奴らが見たかったんだ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただそれだけだったんだ………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほんとごめんなさい。
落ち着いたら修正にきます。
とりあえず桃ちゃんはっぴばーすでー。
愛はこめたよ……レポートやらずに頑張ったんだからね……。
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