secret time
心の奥が悲鳴をあげた
身体中が泣いていた
2011-2012 Special Plan (ⅱ)
2011-2012 Merry Christmas And Happy New Year!! 企画
彼らの過ごすクリスマス、そして冬休みを妄想しようではないか。
Vol.2: The Special Winter Vacation!!
!俺たちリアル中学生、テニスが恋人さ!
(注意)
みなさんあけましておめでとうございます!!!
なんだか氷帝と立海に愛をそそぎ過ぎた感はありますが
いつものことですので大目に見て下さい!
本当はお正月妄想にする予定だったのですが、
お正月って難しすぎるのでただの冬休みの一日です。
いろいろありえない設定だらけですが完全に遊びですので
広い心で楽しんでいただけたらと思います!!
…あ、あと気持ち悪いくらい長いです。
【in 関東】
+リョーマ
親父とテニス。
「そろそろ休憩にしよーぜリョーマ」
「まだまだだね。あと一ゲーム付き合ってよ」
「…ったく、熱心だねえ」
+不二兄弟
テニスをどこかでしているだろうなあ。
たぶん裕太がガチ燃え。
「今日こそ兄貴に勝ってみせる!」
「それは楽しみだな」
+タカさん
お店のお手伝いと、自主練に励んでいるのではないかと。筋トレとか。
+手塚・大石
2人と竜崎先生で、鍋パの計画してたりして(笑)←
○青学テニス部新年初日活動内容:軽めのメニュー⇒みんなで初詣⇒鍋パ
とかだったら最高に楽しい(笑)(笑)
■桃・海堂
桃がチャリをぶっ飛ばしてたら、ランニング中の海堂に遭遇。
その場のノリ←で、喧嘩しながら並走をする2人。
んで、あのいつもの←ストテニの前を通りかかったら、打ち合っている神尾と伊武を発見する。
「お、お前らも新年早々テニスかよー!」
「てか珍しい組み合わせだな、お前ら…」
なーんて始めた会話の流れで、神尾が言い出してなぜかダブルスをすることになったり。
「まさかまたマムシとダブルス組むことになるなんてよ」
「それはこっちの台詞だオラ」
でも負けず嫌いだから喧嘩しながらもちゃんと息を合わせて試合するんだよね知ってるよ!←
■神尾・伊武
神尾が伊武を誘うんでしょうねやはり。
ストテニに行って、しばらく打ち合っていると桃と海堂を発見する2人。
桃城と海堂という組み合わせに絶対驚くんだろうなあ。www
んで、あけおめーとか今年は負けないからなーとか話をしてたら、
神尾が「なあ、せっかくだしダブルスしよーぜ!」とか言い出す。
は?なんでそうなんの?大体ペアは?この2人が組むとは思えないんだけど??
とかなんとか、ぶちぶち文句を言う伊武も最後は承諾。
結局仲良く←ダブルスやるんでしょうね。
+菊丸・岳人
街で買い物中、偶然会う2人。
「あ、お前」
「向日じゃん、久しぶりー」
一瞬お互い嫌そうな反応するけど、無視できないと思います。この2人は良い子だから。←
んで、なんとなく気まずくなりそうになったところで岳人が菊丸に訊く。
「なあ、これとこれだとどっちがいいと思う?」
服かアクセか靴か……靴かなあ、なんとなく。迷ってた2つを見せる岳人。
これをきっかけにして、なんとなく流れで一緒にショッピングすることになるとか良いんじゃないか。
基本的に趣味は合いそうなんだよね。あれがいい、あれは誰に合う、とか話しながら見て回る。
それか話すことは、お互いの仲間のグチかな(笑)あとはクリスマスのこと!
「クリスマス?俺たち侑士の家に集まったぜ」
「え、氷帝レギュラーが……?!」
「なんだよ、悪いか」
「いや、悪くはないけどさ……あの跡部も一緒だったの?」
「跡部は最後だけ。あいつと樺地は家でパーティーあるからな」
「……ほぇーっ」
「お前は?どうせ彼女いるわけじゃないんだろ?」
「いなくて悪かったにゃ!俺は桃とおチビと部活後食べにいったんだけどさ……ほら、越前はイブが誕生日だからさ」
「へー、クリスマスイブが誕生日ねえ……で?」
「一応誕生日だし後輩だし?奢るべきかなとか思って誘ったんだけど??……アイツ食べる量おかしいんだよー!!!!!」
「ああ……」
「桃と真っ青だよ、もう。あんなの中学生の寄り道が払う値段じゃないね!まさかあんなに遠慮を知らない奴だとは思わなかったにゃ……」
「まあでもなんとなく越前っぽいよな……全然知らないけど」
「不二も手塚も大石も、家族でパーティーだからって部活後すぐ帰っちゃうし、つまんないよ。いいなあ氷帝みたいにみんなで集まったりしてみたいんだけどにゃあ」
「まあ俺らは部長がアレだしな。あと慈郎がいるからなー」
「へえ、芥川?」
「おう。慈郎には何だかんだで跡部も侑士も日吉も甘いんだよなあ。なんでだか知らねーけど。慈郎が言い出したことは不思議と通ってるんだよ。俺が言い出すとそっこーで却下されんのに」
「はははっ。ドンマイ!!」
「うっせ。でも不二あたりはもっと放課後とか一緒なのかと思ってた、なんとなく」
「不二は意外と付き合い悪いよー!しかもクリスマスは弟くんが帰って来てたらしいから余計」
「あ、知ってる。兄貴がコンプレックスで転校したんだよな?どこに行ったんだっけ」
「ルドルフ。あの時の不二、すっごい嬉しそうだったんだけど、あれ弟くんをからかうのが楽しみで仕方ないって感じだった……弟くんもかわいそうだよにゃ……」
「……ああ、そうだな……」
あれ、なんか意外と会話弾んでるんですけど。ちょっと美化しすぎかな?
で、きっと最後別れるときは。
「んじゃ、俺こっちだから」
「ああ。あ、次こそアクロバティック勝負に決着つけよーな!」
「そうだな。ま、俺が勝つけどな」
「何言ってんの、俺が勝つに決まってるにゃ」
「てかお前いい加減その猫語なんとかなんねーのかよ!」
「ははは!じゃあまたにゃー」
なにこの素敵コンビ。
+跡部、樺地、長太郎
3人とも親戚の新年会で忙しい。(終わり)
◆○柳
ある日。買い物のために東京まで出ていくついでに乾のところに寄ろうと思って家を出る。すると駅で幸村と真田に遭遇。
「どこまで行くんだい?」
「都内に買い物の用事があるんでな、ついでに青春台まで行って貞治に会ってこようかと」
「ふーん……俺達も途中まで一緒に行っていい?」
「ちょっと待て、俺達とはまさか俺も…」
「?構わないが……」
「よしじゃあ行こうか真田」
「……ああ」
んで、途中で予定通り幸村と真田とは別れて乾の家へ。
「蓮二……どうかしたのか?」
「ちょっとこっちまで来たからな、ついでに寄ってみただけだ。迷惑だったか?」
「いや、大丈夫だが。上がっていくか?」
「じゃあそうさてもらおうかな。…ああそうだ、貞治」
「なんだ?」
「あけましておめでとう。今年もよろしく頼むぞ」
「ああ。あけましておめでとう。こちらこそよろしくな」
◆○乾
データ整理をする冬休みのある日。昼過ぎ、たまたま家に1人でいるときにインターフォンが鳴るから誰かと思ったら柳だった!的な。←
新年の挨拶をし、部屋へ柳をあげる。
「なんだ、データ整理でもしていたのか?」
「ああ、ちょうどその途中だった。そうだ蓮二、○○という選手を知っているか?」
なんか結局データ話になる気がする…。まったりしながら。
◆□真田
幸村になぜか連れられ、東京に柳と共に行くことになった真田。
だけど柳が乾に会うために別れた直後、「じゃ、俺も行くから」とか言われて、1人になってしまったり。
え、幸村最悪だな(笑)
で、1人で歩き回ってたら日吉を発見。
「……む、お前は」
「立海の真田さん…?」
日吉がたまたま道着を来ていたため話が進み、日吉の家に行って稽古を見学することに。
◆□日吉
鍛練。年末も正月も関係ない。鍛練のみ。今年こそは下剋上!!←
ってわけで稽古中、買い物を頼まれて外出をする。面倒だから道着のまま。するとなぜか真田と出会う。
「どうしたんですか、こんなところで」
「いや、幸村においていかれてな……仕方ないから1人でうろうろしていたところだ」
「……そうですか」
「ところで日吉、道着を来ているが稽古中なのか?」
「ああ、稽古をしていたところでして。買い物を頼まれたので一時中断していますが、戻ったら再開するつもりです」
「確か古武術…だったか?」
「よく知っていますね」
「ああ、テニスプレイヤーで武術をやっている者は珍しいからな、覚えていた」
「ありがとうございます。……真田さん、特に予定はないんですよね?」
「ああ、ないが…」
「稽古、見学していきますか?」
「いいのか?」
「ええ。道場は自分の家なので構いません」
「では……お願いしようか」
こんな流れで真田が稽古を見学に来て、真田が興味持って、幸村から電話があるまでずっと日吉の家にいたらいいと思うおもしろい。
◆◇柳生
本を求めて東京へ来たある日。買い物を済ませ、氷帝の方へ何気なく向かっているとあるストリートテニスコートから見覚えのある声が聞こえてくる。
のぞいてみると、そこにいた宍戸と慈郎に見つかる。
「あれ、柳生じゃねーか」
「あけましておめでとうございます、宍戸くんに芥川くん」
「おお、あけましておめでとう。てかどうしたんだよこんなところで」
「あっれー、立海の柳生だよなあ!え、なんでここにいんの?!なんでなんで?」
「……元気ですね、相変わらず彼は」
「悪いな。おいジロー、お前」
「なあなあ、試合しよーよ!あ、ラケット持ってなかったら宍戸の使ってE-からさ!」
「何勝手に話進めてんだ……」
「Eじゃん!だって柳生だよ?立海のレギュラーだよー?そりゃ丸井くんだったらもっと良かったけどさ」
「お前……」
この会話を聞いて柳生爆笑。
ジローのおねだり?に負けて宍戸のラケットを借り、試合をすることになる。
たぶん柳生も意外とじろのテニスには興味があったと思うし、いつも丸井くん丸井くん言ってる慈郎が自分のことを知ってる上に試合したいと興奮してくれたことが嬉しかったりすると思う。
◆◇宍戸・慈郎
寝てばかりだから連れ出してくれないかと、じろの家族と会ったときに言われた宍戸(たぶんそんなことありえないけど)。仕方ねーなーと宍戸兄貴はじろを引っ張り出し、ストテニへ行く。
しばらく打ち合ってたらなぜか柳生がやってきたので声をかけると、なぜか慈郎が覚醒。
試合をしたいと騒ぎだし、それを諫めてると柳生が笑いだす。え、なぜ、と思う宍戸。
「ほんとに仲良いんですね、お二人は」
「いや、仲良いとかの話じゃねーだろ…」
「氷帝はもっと淡々としているのかと思っていましたが、意外とそんなことないんですね」
「そうか?」
「なあなあ、試合したいC-!ねえ宍戸、いいでしょ?」
「なんで俺に訊くんだよ…ったく。あー悪い柳生、もしこの後なんも予定ないなら……」
「ええ、いいですよ。私も芥川くんと試合出来るなんて光栄ですし。ああただ、ラケットだけ」
「いいぜ、俺の貸すから使ってくれ。ほんと悪いな付き合わせちまって」
ってな感じで柳生と慈郎が試合することになる。宍戸は一応審判。
で、少ししたところでなぜかなぜかなぜか、「幸村…?!」的な。宍戸びっくり。
「やあ、宍戸に芥川。柳生までいるとは思わなかったな」
「ほんといきなり現れるなお前ら……幸村、お前今暇か?」
「ああ、特に用事はないけど?」
「じゃあこの試合見てけ。結構良い試合になると思うぜ」
「柳生と芥川?……そうだね、少し興味あるな」
てわけで幸村が観客に加わる。二人はなぜか世間話をしながら、試合を見る。
とりあえず柳生の心境はやばいと思う(笑)
◆◇幸村
暇だから東京に出ていってウロウロしていれば誰か見つかるかななんて安易な考えで出かける。面倒だから真田と別れて1人で歩いていると、柳生、宍戸、慈郎を見つける。まさか本当に誰かと会うとは思ってなかったのでびっくりしながら、コートの側に行く。
宍戸に誘われるまま、柳生と慈郎の試合を観戦。宍戸とはちょこちょこ世間話をしたり。
「なんでこっちにいるんだ?」
「いや、暇だったからね。蓮二が乾に会いに行くってところに会ったからこっちまで着いてきたんだ」
「へー…で、適当に歩いてたら俺らと会ったって?」
「そうそう。本当に偶然ってすごいよね。今頃真田もどこかウロウロしてるんじゃない?帰る前に連絡するの忘れないようにしなきゃな」
「真田も来てるのかよ?」
「俺が連れてきた。まあ、駅で別れたけど」
「……お前、最悪だな」
「失礼だなあ。いくらなんでも言い過ぎじゃないかい?」
怖いもの知らずな宍戸さんでした!!!!!←
「それにしても、芥川は本当に楽しそうにテニスをするね」
「ああ、まあその分うるさくなるけどな。実際楽しくて仕方ないんじゃねーの」
「……あの手首か、丸井も褒めてたな」
「真似したくても出来ねーんだよなあ、あいつのテニスは。最近また強くなったし」
「そうなのかい?」
「ああ、なんか全国の跡部と越前の試合がよっぽど堪えたらしくてよ。前よりも真面目に練習するようになったんだよな。当たり前のことなのに、ジローがやると褒められるから腹立つぜ」
「ははは、でもそれが芥川慈郎という人間なんだろう?」
「まあな。お、また出たマジックボレー」
「柳生も内心焦ってるんじゃない?まさか俺の前で無様な姿は見せられないだろうしね」
「知ってたけどお前ほんと怖いよな」
なんとなく、6-4で柳生の勝利、かな。
●千石
何を思い立ったか、なぜか神奈川の海まで1人旅。(この時点で無謀過ぎる設定)
そしたら昔試合会場で声をかけたらしい女の子たちに絡まれて困る。
遊んでもいいんだけどなんとなくそんな気分じゃなかった千石はどう切り抜けようか考えてたら、向こうに見覚えのある髪型を発見。
「あ……亜久津!」
「んあ?」
とりあえずラッキー♪とか思いながら走って亜久津の元へ行く。当然ついてくる女の子たち。
「おめーかよ。なんでこんなとこにいるんだよ、ってかなんだその後ろの女たちは」
「いやあそれがちょっと困っててさ。ねえ亜久津、ちょっとあの子たち追い払ってくれない?」
「は?何言ってんでテメー」
「お願い!モンブラン奢ってあげるからさ!!」
「……俺をそれで釣れると思ってるだろお前」
●亜久津
母親に連れられ、神奈川の果て←までやってきたがうざくなって抜け出す。
んでブラブラしてたら千石に見つかる。
「大体なんなんだよ追い払うって」
「いや、亜久津がちょっと一睨みすれば怖がるかなーって」
「あああ?」
「……いや、ごめんなんでもない」
「山吹の千石に亜久津、だよな?」
「こんなところで何してるんじゃ?」
「あ、丸井くんに仁王くん!ちょうどよかった!!」
「は?」
ブン太と仁王に声をかけられ、ラッキーとまたしても呟きながら千石が嘘くさい笑顔を浮かべる。
「ごめんねー、俺これから友達と用事あるんだ。またね!」
「……」一同無言。そりゃそうだ。
で、助かったよーとか言う千石に「モンブラン、奢るって言ったよな?」と凄む亜久津くん。
一瞬固まった千石は、亜久津の視線に負けてブン太に「ここら辺で美味しいモンブランのお店知ってたりしない?」と尋ね、
それなら一緒に行こうぜ俺も食いたい!というブン太に連れられてなぜか4人でモンブランを食べることになる。
●ブン太・仁王
ブン太が仁王を誘って、街中へ買い物にでも出かける。そんな中、目立つオレンジ頭と白髪の2人を見かけて目を疑う。
「なあ、仁王、あれって……」
「ああ、どう見ても山吹の千石と亜久津じゃな」
「あいつらあんなところで何してるんだ?」
「知らん。……声、かけてみるか?」
ってわけで声をかけたらどうやら千石が絡まれてたところに出会った亜久津が巻き込まれていたところだったらしいとわかる。
そしてなぜか、美味しいモンブランのお店はあるかと尋ねられるブン太。
「モンブラン?まあいくつかあるけど……行くのか?」
「うん、よければ教えてほしいんだけど」
「いいぜ、てかじゃあ一緒に行こうぜ!俺も食いたいわ。仁王、いいだろ?」
「嫌じゃ」
「なんでだよ!絶対美味いから!な!!んじゃ行こうぜ、こっちだ」
「どうせ拒否権ないなら聞くもんじゃないぜよ、ブンちゃん」
+ジャッカル・赤也
赤也が、部活がオフの日に急にテニスしたくなって、誰かを誘おうと思って、ジャッカルを誘ったりしたら楽しい!
しばらく打ち合った後、赤也が3年の先輩のことをいろいろ尋ねる。
「幸村部長って昔からあんなに馬鹿みたいに強かったんすか?」
「真田副部長のあの厳しさなんとかならないっすかね」
「ぶっちゃけ仁王先輩より柳生先輩のが腹黒いっすよね?」
「いつもブン太さんのフォローばっかで大変じゃないすか?」
一つ一つ、笑いながら答えるジャッカル。良い先輩だな。←
赤也は内心、ブン太のフォロー役にいつも回るブン太のテニスにある種の憧れを抱いていたりするといいなと思う。
自分のテニスが、周りを振り回すものだということを自覚して。
【in 大阪】
四天宝寺×忍足侑士
お正月、年始初練習の日。
四天宝寺の練習に行く謙也に着いていく侑士。
「お邪魔してもええんか?」
「ええよええよ、侑士クン強いし刺激になると思うわ。な、財前?」
「そっすね。ぜひうちの部員を指導したってください。謙也さんは放っておいて」
ってことであっさり練習に参加する侑士。
たぶんこのときの部長は財前なんじゃないかとか思ったけど細かいところは無視する!←
「なあ謙也、この兄ちゃん強いん?」
「ん??あー、まあまあやな。俺の方が100倍強いで金ちゃん」
「何アホなこと言ってんねん。俺のが強いに決まってるやろ」
「アホなこと言ってるんはそっちやろ」
またしても喧嘩をはじめるこのアホ従兄弟の脇でどんどんテンションが上がっていく金ちゃん。
「ホンマ?!ほな兄ちゃん、試合しよーや!な!!」
にかーっと笑う金ちゃんを見て侑士が一言。
「……自分、岳人みたいやんなあ」
とこの呟きに反応する白石と財前。
「ちょ、侑士クン、それは向日クンに失礼やで」
「そうっす。撤回した方がええっすよ」
「そか?なんや小さくて騒ぎながらちょこまかしとるし…ほら、髪の色もなんか似とるやん」
「…俺、直接知り合いじゃないっすけど、向日さんに同情しますわ……」
「俺もや財前。今度会ったら謝っとかな……」
全体練習が終わった後。
(たぶん)財前(部長)が1人侑士の元へ行く。
「……あの、試合、してもらえませんか?」
「…俺と、か?」
「はい。今から、お願いできませんか」
「財前?!お前何」
「謙也さんは黙っといてください」
「ちょ、おま!」
「落ち付き謙也。……侑士クン、もし良かったら付き合ってくれへん?うちの後輩、なかなかこんなこと言い出さへんねん」
「……ええよ、今日一日練習混ぜてもらったお礼もしたいしな。ほな、やろか」
「ありがとうございます」
「白石、審判頼むわ」
「了解。ほら謙也、ユウジも小春も金ちゃんも行くで。こんな試合よう見られへんからな」
試合内容は、意外と財前が食い付いていくも6-2で負ける、かな。6-3かな。そんな感じ。
侑士は決して手を抜かなかったし、油断して財前に追い詰められて思わず心を閉ざしたりもすると思う。
財前のこの時点での実力はこのくらいだと思うのです。
で、白石から部長を引き継いで数ヶ月、いろいろ悩んだり模索したりする財前の中で、何かが生まれる試合になるといいなあって。
このタイミングで、今の仲間ではなくかつての仲間である先輩たちの前で格上と試合をし、善戦するも負けるということが。
自分ももっと強くなれるし、仲間ももっと強くならないとだめだし、それを引っ張っていくのは自分なんだっていう自覚が改めて強く胸に刻まれるんじゃないかなって。
「自分、なかなかやるなー。あそこまで技を引き出されるとは思ってなかったわ」
「せやろ、財前強いやろ?」
「だから謙也、なんでお前が威張るんや」
「そうっすよ謙也さん、恥ずかしいんでやめてください」
「なっ…!」
「…ホンマ、俺なんてまだまだっすわ。ありがとうございました」
「こちらこそおおきに。楽しかったで」
【特別編】
+千歳 IN 熊本
お正月。この上の侑士も混ざった練習のあった日の夜。
白石から千歳にメールがくる。
『明けましておめでとう。元気にしとえるか?ちゃんと食べとるか?
俺らは今日の初練習に、財前に頼んで混ざらせてもらったところや。
謙也のイトコの、氷帝の侑士クンも来とってな、なかなかおもろかったで。
財前と侑士クンが試合したんやけどな、ええ試合やったわ。アイツも気付かんうちに強くなってんなあ。
ほな、千歳も戻ってくる日決めたら連絡してな』
「……白石はほんと、心配性ばい」
******************************************************************************************
Vol.2: The Special Winter Vacation!! ...END
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